特別探しに行かなくても、いつのまにか視界に入ってくる鳥がいる。オナガは、まさにそういう鳥だ。この「探さなくても会える」という距離感こそが、オナガという鳥の持つ独特の心地よさなのだと思う。

日本では渡りをしない留鳥で、一年を通して同じ地域で暮らしています。公園の木立や街路樹、河川敷など、都市部から農村部まで幅広い環境に生息しているため、特別探しに行かなくても日常の中でふと出会える身近な野鳥です。

オナガの色合いは、決して地味ではない。頭は黒く、体はやわらかいグレー、そして翼と尾は淡い水色。よく見ればとても美しい配色をしている。けれど、それは「見つけた!」と声を上げたくなるような派手さではなく、日常の風景にすっと溶け込む美しさだ。

